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Tokyo Debugger 【有元 伸也 】
¥5,500
著者 : 有元 伸也 判型 : 257 × 190mm 頁数 : 160頁 製本:コデックス装、小口三方箔押し 出版:Zen Foto Gallery 『Tokyo Circulation』『TIBET』に続く、禅フォトギャラリー刊行の有元伸也写真集3作目。 都市と共存しながらたくましく生きる生物としての人間の姿を長年とらえてきた有元が、都市部での撮影と並行して東京西部の山間部である奥多摩町や桧原村へ通い、かつて人の営みがあったであろう痕跡とそこに生息する虫たちをとらえたシリーズ。 有元にとって東京の都市と山間部は「コインの裏表のような関係」であり、我々人類とは明らかに違う生態を持ちながら、その両方を隔てなく往還する虫たちに生を営むことの本質を覚える、という。 地球上で最も成功した生物と称される彼らが跋扈する、東京でありながら東京でない、もう一つのパラレルワールド。是非勇気を出して体感してみて欲しい。 ― 出版社説明文より
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Long Hug Town 【水島 貴大】
¥3,600
著者:水島 貴大 発行:STAIRS PRESS デザイン: Amanda Ling-Ning Lo 刊行年:2018年4月 ページ数:176ページ 製本:PUR製本 ・(表紙) 5c + シルクスクリーン印刷 サイズ:W182 x H128mm x T18mm 言語:和文/英文/中文 価格:¥3,600(税込) 愛着の深い東京・大田区を中心に夜の路上を彷徨いながら人間の底知れないエネルギーや感情を全身感覚で掬い取る。 場所が発散する空気とそこに生きる人々の関係を定着させ、そこへ自身の記憶や経験も共振させる。 ストリートを生活の場とするような老若男女が一つの巨大な生命体のように活写される水島貴大の写真には、少年時代から放浪を繰り返し、未来への準備など無く、吹きっさらしの存在だけが許されていた頃の自分の思い出も滑り込む。 「スナップショットには多くのものが蠢いているのが見える。溺れる男が目にするように、人生のすべてが数秒の中に見えているように思える」(ウィリアム・クライン) スナップショットは人生の縮図である。 そこには過去に起こった出来事やかつて会った人々や生きられた場所の記憶が、現在に生きる孤独な人々の心に何重にも上書きされてゆく。 ーーーーーー伊藤 俊治 (美術史 / 東京藝術大学先端芸術表現科 教授)
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程良い風景 【田 凱】
¥1,000
判型257 x 300 mm 頁数16頁 掲載作品14点 製本ソフトカバー中綴じ 発行年2019 エディション500 価格 : ¥1,000 日本の主要道路を継続的に撮影してるシリーズの第一号として刊行した。きっかけは、国道1号沿いに住み、旧東海道をほぼ踏襲して現在の国道1号となっていることを知ったからだ。同じように、甲州街道が国道20号に、中山道は国道17号、18号に分割されていることもあるが、旧街道の宿場が今の都市になって、電車の駅が作られた。時代が前進して道路が網状に発展されてきた。昔と現在、街道によって連結している。昔の様式も守りつつあり、徐々に近現代化されてきた街風景の程よさを追求したい。
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路上 2 【淵上 裕太】
¥2,000
著者 : 淵上 裕太 編集 : 宛超凡 デザイン : 唐雅怡 Limited edition of 500 刊行年 : 2018年9月 ページ数 pages:32 サイズ size : W210x H263mm x T3mm 製本・印刷 : 糸製本 4c 言語 : 和文/英文/中文 ISBN : 978-4-908851-04-9 C0072 価格 : ¥2,000- (税込)
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Blitz 【坂本 陽】
¥1,000
判型182mm × 257mm 頁数52頁 製本ソフトカバー中綴じ 発行年2018
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TIBET 【有元 伸也】
¥6,906
著者:有元伸也 発行:ZEN FOTO GALLERY 判型:227×297mm、176ページ、上製本 定価:6,906円(1000部限定) 発刊:2019年 「写真学校を卒業して間もない二十歳の頃、半年間のインド滞在中に撮影したフィルム全てを盗難されるという悲運に見舞われた。その後、次なるテーマを模索すべく新たな旅を開始した僕は、偶然立ち寄ったネパールのカトマンズで或るチベット人の家族と出会う。巡礼者である彼らと食住を共にするようになってから、彼らの故郷であるチベットをこの目で見たいと思い始めた。しかしその矢先、かねてからの不摂生が祟り肝炎を発症して入院、そしてその検査中に心臓の不調も発覚して急遽帰国の途を余儀なくされる。 帰国してからというものは、日雇いの肉体労働で旅の資金を蓄え、チベット関連の書籍を読み漁り、チベット語を勉強して次の旅に備える日々が続いた。そうして一年後、思い焦がれたチベットの地を初めて旅した時の感動は今も忘れることがない。様々な偶然や不幸な出来事が重なってチベットに辿り着いたのだが、もしかすると、それらの出来事はチベットに出会うべくしてあったのかもしれないと思えた。 いちど空っぽになった容器を満たすかのように僕はチベットにのめり込み、気がつけば二十代の人生の大半はチベットと共にあった。」 ― 有元伸也